編集長日記
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- 2025/10/29
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「1冊から見えてくる物語。 Part2」
前回の編集長日記でこれまで読んだ本の中で影響を受けたもの、心に残った1冊を年代別に選んだらどんなラインナップになるのか、という話をしました。
今回はその続き。
皆さんお待ちかね!代表の1冊です。
10代:『幸福論(アラン)』
大学時代、なんとなく手に取ったそうです。
この本を読んで行動原理が180度、変わったらしい。
気分が優れないとか、滅入っていると感じたら血の巡りを良くするために行動しろ、的なことが書いてあったんだって。
「幸せだから笑うのではない、笑うから幸せなのだ」という言葉にすべて集約されている、と熱く語っておられました。
20代:『「週4時間」だけ働く(ティム・フェリス・著)』
自分が潜在的に感じていたり、思っていたりしたことが歯に衣着せぬ感じでストレートに書いてあったことに衝撃を受けたそうです。
「この本には自分の生き方に関する方法論が全て書いてあった。今もそれに向かっている」と力強く語っておられました。
将来的に「週4時間だけ働く代表」は爆誕するのか否か!?笑
30代:『天才の日記(サルバドール・ダリ・著)』
出ました!笑
代表といえばダリ。ダリといえば代表。
いつもお世話になっているダリ先生がランクインです。
この本はとにかく意味不明だったそうです。
ダリの表現者としての在り方がパフォーマンスなのか、それとも本当なのか。
そのギリギリを攻める感じとダリの独特の感性に惹かれ、さらに自分の感性をむき出しにするスタイルを貫き通した生き様に「それだよね!」と共感したとか。
中学生くらいの頃から音楽や文章、絵などいろいろなスタイルで表現活動を行ってきた代表。
常に何かを表現したい欲求に駆られている代表にとって、ダリという存在は衝撃だったようです。
これをChatGPTに分析してもらった結果がコチラ。
感情の揺れに支配されやすい時期に『幸福論』で「行動が感情をつくる」という逆転の思想に触れる。
幸福は与えられるものではなく、態度と習慣で鍛える技術だと知る。
ここで得たのは外部環境に依存せず自分の気分を調律できる「内なる主権」だった。
社会に出て、労働や時間に翻弄される20代。その中で「自由は運ではなくシステム設計の結果」だと気づかされる。
不要な仕事を削ぎ落とし、仕組みに任せ、時間を取り戻す発想は10代で培った内面制御の力を社会的現実へと接続する。
構造を変えるデザイン思考が芽生える段階。
責任と常識に囲まれやすい30代でダリはあえて過剰を選び、自らを「天才」と呼び続ける。
逸脱や愚行さえも自己神話の燃料に変え、スタイルとして昇華する。
ここで得たのは「生き方そのものを作品化する視点」
20代の実務的設計に30代は物語性と美学を重ねて跳躍する。
行動しないと変わらない。
頭で考えているだけではむしろネガティブな方向に行くだけの可能性もある。
代表の中では「まずは行動だ!」という考えがあるみたいです。
なるほどね。
普段から、行動も考え方も何もかも正反対だとは思っていたけどさ。
あと、結婚する前から「ちょっと変わってるな…」とは思っていたけどさ。
本の変遷を聞くと、なんとなく代表を作り上げてきた原材料が分かる気がします笑。
こうやって文章化されると面白いですね。
編集長の時もそうだったけど、それぞれの年代で選んだ本がちゃんと今の自分の礎になっているというか、土台になっているというか。
選んだ本の中に自分の心理や本質が詰まっているというか。
そんな気がしました。
編集長 惠美須美紗子
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