編集長日記

「ChatGPTにダリ髭つける。」

先日「月刊サルバドールズ」で ChatGPTにインタビューしてみました。
面白い反面、答えがあまりにも優等生な気がして。
試験の模範解答を見ているようでした。

その一方で答えが的確で妙に納得しちゃうし、真面目なアドバイスも提案してくれる。
なかなかの優れモノです。

でも何だろう、この感じは。
違和感というか、不気味さというか。
「そりゃ、相手はAIだからね。」って言ったら元も子もないですが、とにかく刺さらないんですよね。

そこには人間がもつ感情やロマン、人生や生き様は存在していないし
ChatGPT本人も「人間とは異なり人生を送っていません。」と話しているし。
生きて無いからグサッと刺さるものも無い。

結局「ロマン」は人間にしか実現できないってことですね。
ロマンって熱意や情熱とか衝動なんですよね。つまり、それって生きている証。

私の思い付きで始まった企画でしたが、ChatGPTの回答から学ぶものはたくさんありました。
インタビュー後、代表と日本酒を呑みながら「生きるとは」「死とは」「ロマンとは」という話に派生し、程よく酔っぱらった次第です。

生きている、って凄い。

編集長　惠美須 美紗子