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2023/02/20
月刊超現実

 

月刊超現実 #04

 


 

 

 

 

「 優美な屍骸 」

『月刊超現実』はダリを中心に惠美須がシュルレアリスムやアートについて語るコーナー。

 

 

「優美な屍骸」。急になんやねんと思うだろう。これはシュルレアリスムにおける手法の一つである。「優美な死骸」は共同制作の方法の一つだ。ある種のゲーム、遊びと言ってもイイだろう。例えば文字における「優美な死骸」のやり方は、他人が紙に何を書いたかわからないようにし、一人ひとりが自由に単語や文章を綴る。そしてそれらを繋げていく。その時に謎の文章が出てくる。当時のシュルレアリスト達が、この遊びをして出てきた文章が「優美な死骸はー新しい酒をー飲むだろう」だったそうだ。そこからこの手法は「優美な死骸」と名付けられたらしい。もうちょっとマシな単語は出てこなかったのだろうか笑。なんともインパクトのあるネーミングである。

 

絵画においても、同じやり方でできる。色々と世に知られている作品がある。下記は、サルバドール・ダリ、ヴァランティーヌ・ユゴー、ガラ・エリュアール(のちダリの妻)、アンドレ・ブルトンが一つの紙を4つに折って、自分が描いたものしか見えない形で共同制作した作品である。

 

出典:https://media.thisisgallery.com/20210334

 

どうだろうか。実に気持ちわるい笑。しかし何だかこの気持ちわるさが妙で面白い。試しに友人と恋人と家族とやってみると盛り上がるかもしれない。この「優美な死骸」だがビジネスにも使えると思う。新商品開発や新しいプロモーションの模索など何でもイイが、アイデア出しの時にチームでやってみるのも面白いだろう。考えもしなかった新しいアプローチが見えてくるかもしれない!

 

 

超現実 シュルレアリスム 自動記述

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