月刊ガレパン　#08

Adrian Lloyd – Lorna

「ザ・発狂」

『月刊ガレパン』はサルバドールズ惠美須がガレージパンクや音楽を語るコーナー。

ロイドさん、大丈夫です！？

なかなか端正な顔立ちだ。エイドリアン・ロイドはThe RumblersやAdrian And The Sunsetsと言うバンドをやっていた米国のロックンローラーである。そんな彼がエイドリアン・ロイド、ソロとして65年に出した曲が”Lorna”（ローナ）だ。

ローナってなんだ？名前か！？多分女の子の名前だ。エイドリアンはこの曲でローナ、ローナ言いまくっている。何を歌っているのかわからないが、大体察しがついているぜ。エイドリアンはローナに振られたに違いない！ローナ、ローナ歌っていると段々エスカレートし始める。最終的にギャーーーーーーーーーーーーー！っと絶叫するのだが、この世のものとは思えない程の発狂ぶりだ。ザ・発狂である。

冷静に聴いてみると、なんなんだそのベースは！？チモキのわるいウニョニョベース。そんなのスタジオで弾いていたら怒られるゾ！ベーシスト！そしてギターもヤバイ。ガレージパンクのツボを抑えたアンコントローラボーなギターソロ、PSYCHO過ぎ！ローナはその狂気についていけなかったんだぞエイドリアン！でもこの発狂音源は人類の宝さ。エイドリアンありがとう！！！