月刊ガレパン　#02

The Sonics – Psycho

「シャウト伝説」

『月刊ガレパン』はサルバドールズ惠美須がガレージパンクや音楽を語るコーナー。

ウワオォォォォ！！！！！

どんだけ叫ぶんですか！？！？泣く子も黙れば全てのガレージパンクスも黙るザ・ソニックス（The Sonics）の登場だ。アメリカ、ワシントン州タコマのソニックス抜きにしてガレージパンクは語れない。ガレージパンクの世界はディープだが、とりあえずまずはガレージパンクレジェンド、ザ・ソニックスを聴いてみよう。そんな伝説の存在である。

初めての出会いはティーンネイジャーの時だったと思う。ソニックスの1stのアナログをゲットし、針を落とした瞬間コレだよコレ！オイラが欲していたのは！！！と思ったのを今でも鮮烈に覚えている。多くのガレージパンクのアルバムは冗長になりがちだが捨て曲が1曲もない！2ndも捨て曲なし！

ちゅーわけで全曲オススメしたいところだが、ソニックスのオリジナル曲で最狂の曲をここで紹介しよう。“Psycho”という曲である。おそらくこの曲のサビはアォ！！！というシャウトの部分であり、曲が進むにつれそれがどんどんエスカレートする。何回シャウトしてるんですかジェリー・ロスリー先生（キーボード＆ボーカル）！！！シャウトを数えてみるのも面白いかもしれない。フェードアウトでこの曲は終わるが最後の最後までシャウトしている笑。

にっちもさっちもいかない時はこの曲を轟音で鳴らそう！一緒にシャウトすれば全てはうまくいくに決まっている！