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2023/12/15
月刊サルバドールズ

 

月刊サルバドールズ #15

池田朋弘/連続起業家・YouTuber

 


 

 

 

「チャレンジは成功か成長しかない」

 

Profile:

1984年生まれ。早稲田大学卒業。2013年に独立後、連続起業家として、計8社を創業、4回のM&A(Exit)を経験。起業経験と最新の生成AIに関する知識を強みに、ChatGPTなどのビジネス業務への導入支援、プロダクト開発、研修・ワークショップなどを数十社以上に実施。著書に『ChatGPT最強の仕事術』は1ヶ月で2万部を突破。YouTubeチャンネル「リモートワーク研究所」では、ChatGPTや最新AIツールの活用法を独自のビジネス視点から解説し、チャンネル登録数は6万人超(2023年9月時点)。

 

 

 

Q1:人生において大きな影響を受けた本はありますか?また、よく人にプレゼントする本はありますか?

ず本をプレゼントしませんね。自分の本を名刺代わりにプレゼントすることが多いです。「参考にしてください」「人生に良いよ」と言って人に本を渡す習慣はあまりないですね。自分が影響を受けた本を挙げるなら『ライフシフト100年時代の人生戦略(リンダグラットン・著)』です。20歳で学生が終わり、60歳まで働いて、60歳以降が余暇といった、いわゆる単線型ではなくて人生はもっと複線的というか。いろいろ人生の中で切り替えて行きながら、長期的に楽しく働いたり、やることを見つけたりするという考え方は、けっこう影響を受けていると思います。

学生時代、既に起業している友人がいて。メンバー内の起業意識も高かった気がします。当時は自分が起業するというよりは「そういうのカッコイイな。良いな」と思っていて、卒業後は起業せず新卒でコンサル会社に就職しました。その後いきなり「起業したい」と思って独立したわけではなく、エンジニアとして自分のサービスを作ってから、会社を立ち上げてみました。周囲の反応は良かったのですが既に子どもがいたので、すぐ独立することは考えていませんでした。エンジニアの方が集中して取り組めると考えていたので「まずは1年くらい立ち上げた会社を続けてみようかな。ダメならエンジニアに戻ればいいや」という気持ちで起業をスタートしてみました。なので「めちゃくちゃ起業したい」というわけでもありませんでしたね。26歳くらいの時に子どもが産まれて。28歳で起業した時は1歳半くらいでしたね。子どもは2人で、現在12歳と9歳です。

 

 

Q2:ここ1年以内においてあなたの生活に最も良い影響を及ぼした1万円以内の買い物は何ですか?

1万円か…なんだろうな。先程の『ライフシフト』という本に影響を受けていて、健康寿命を伸ばしたいという意識が高いです。1万円ではないのですが、買って良かったと思っているのは『ルームランナー』です。折り畳み式のウォーキングパッドというものなんですけど、数万円したかもしれません。それがあると部屋の中で歩けるんですよ。歩きながら仕事ができるので、座りっぱなしにならないので気分が良いです。仕事って、インプットして思考してアウトプットするものだと考えています。その中で「インプット」と「思考」は、座っているよりも歩いている方が捗るんですよ。座りっぱなしというのは性に合わないし。その一方で、外を出歩くといろいろ視界に入ってきて集中しきれないというか。これを買って、歩きながら仕事をするのはすごく良いな、と思っています。例えば私の場合、インプットはYouTubeで海外のChatGPTに関する最新情報を見たり、クライアントの資料を読んだり、インプットすることや考えることはたくさんあります。

 

 

Q3:自分の中では失敗したと思った出来事が後の成功につながったことがありますか?具体的に教えてください。

くさんありますね。基本的にはそういう感じが多いかもしれません。

起業して3年目くらいにけっこう高い家賃の場所に移動したんです。月60万円くらいですかね。広いオフィスに移転して、インターン生を10人くらい採用して。そこまで売上はないけれど、会社の体制を攻めようという感じでしたね。3年目というと周囲も徐々に成功し始めている時期で、自分の中で焦ってしまいました。当時は規模が大きい方が偉い、人が多い方が偉い、オフィスが大きい方が偉いという印象があって。それでオフィスを移転したり、人を雇ったりしてみました。結果的には、あんまり上手くいかなくて売上も伴っていないし、利益も出ていない中で赤字で債務超過のような状態になり、厳しさを経験しました。それ自体は失敗で上手くいかなかったパターンです。それでどうしたのかというと、お金が無くなったのでオフィスを解約し、基本的に在宅にすることにしました。当時は社員が10人弱くらいいたので、週に1回だけ集まって働くという形にしました。集まる時は会議室を借りて、それ以外は在宅で仕事して。それが今のリモートワークに繋がるんですよ。結果的にそのような状況になったことで採用がしやすくなりました。2015年に会社をリモートワークにしました。現在の「リモートワーク研究所」になる10年くらい前の話です。全国から採用し、社員数は50人ぐらいでした。社員全員、全国でリモートワークです。さらにコロナ禍になってリモートワークが当たり前のようになったのを機にリモートワークの本を出版したり、リモートワークで働くポイントを発信したりしました。今の仕事に繋がっている部分もたくさんあります。最初はちょっと攻めすぎて失敗したな…と思ったのですが、結果的にそういうきっかけがないとリモートワークもしなかったと思いますね。ちょっとリモートワークを早く取り入れすぎたかなと考える時もあります。でも思いきって切り替えたことが、意外とその先の成長に繋がったというか。今の取り組みもその経験の積み重ねで繋がってきたものなので、そういう感じはありますね。当時の会社はM&Aでもう別の会社になっていますが、社員はその後も増え、最終的に100人ぐらいいましたね。

規模が大きい方が偉い、人が多い方が偉い、オフィスが大きい方が偉いという価値観でやって失敗したので、そういうことは重要じゃないって分かりましたね。虚勢とか見栄をはる必要もないかなと思います。今の会社は社員が基本いないんですよ。業務委託したり新卒の方がいろんなスキームで入ってきたり、何十人かと一緒にやってるわけですけど、すごい頑張って規模を大きくしようとは全く思っていません。快適でバリューが出せて、良い座組で、なるべく固定費とか不必要な見栄系のものはやらないという方向にはなっています。

ただ一方で余談ですけど、いきなりフリーランスになった人やこれまで1人だけでやってきた人と、組織を作った経験がある人はちょっとやっぱ違うかなと思う時はあります。苦労や難しさを分かった上でお客様に接するのと分からずにやっているのは違うと思うので。そこはやっていて良かったなと思います。組織を作って、その難しさを分かっている上で今やっているので。それを知らずにやってる人とはだいぶ違うかなと思います。大変さとかを知らずになんか偉そうなこと言うのは違うかなと。

著書「テレワーク環境でも成果を出すチームコミュニケーションの教科書」

 

Q4:よく思い出したり、人生の支えとなっていたりする言葉はありますか?ことわざや誰かの言葉、あるいは自分が考えたオリジナルな言葉でも構いません。

んだろうな。自分で考えた言葉でよく言ってるのは『チャレンジは成功か成長しかない』です。普通に考えると「成功」か「失敗」ですよね。でも失敗って、致命的な失敗をしていなければ、さっきのリモートワークの話もそうですけど、次に繋げようと思ったら何でも繋がるわけです。何か新しい取り組みをやると、当然すぐに結果は出ないんだけれども、自分の気づきとか学びがたくさんあるじゃないですか。成長しているわけですよね。行動量を重ねていけば、結果的に成功に繋がることもあると思うんです。いろいろなチャレンジをする中で短期的に結果は見えないけど、すごい成長しているんですよね。

チャレンジは基本的にリスクが全くないと思っています。「挑戦」って言葉もハードルが高いと思うんですけど、逆に挑戦しない方がリスクじゃないかな。実際にそうだったし、いろいろ経験して自身の考え方も変わりました。昔は違いましたね。「成功か失敗か」と思っていて、失敗しては凹んでいました。

ただ成功とか失敗とかって、外的要因というか。昔はそもそも自己評価が外的成功に寄っていたんです。仕事をして、上手くいったら俺はすごい、上手くいかなかったら俺は駄目だ、と思っていました。そうなると結構しんどいじゃないですか。結局、上手くいくかどうかっていうのは、自身の能力よりは外的要因や運の方が大きいんですよ。自分自身が駄目でも、仕事が簡単だったら上手くいくし、自分自身が良くても難しかったら失敗するわけなので。「自分の能力×外部環境」とか、関わっている案件の難しさによりますが、後者の割合の方が大きいんですよ。それに対していちいち自己評価を変えていたらすごいリスク高いじゃないですか。失敗する可能性もあるわけだし。なので、そういうのをやめようと思いました。本当に見るべきは自分の成長や取り組みだと。対自分比で成長していれば、少なくとも損はしてないわけだし。「対自分比で成長」って絶対できるわけです。だって自分がたいしたことないですから笑。普通に考えて、1個、2個気づいたら、もう成長しているわけです。何か新しいことをしたときには結果的に成功することもあるかもしれないけど、ほとんどの場合はそうじゃないと。でも成長はしてるわけなんで、やっぱりやった方が良いよねって話です。

外部の成功とか結果に自己評価を委ねていると、テンションが下がるからなかなか実行できません。しかし自己評価を自分との比較でおくと、何か実行した時も得しかない。失敗しても気にならない。多少は気になりますけど笑。自己評価は下がらないし、成長もしてますし。それが冒頭の言葉にも繋がっています。

結果に自己評価を委ねているので、あんまり悪い結果って出したくないな、って。そうなるとチャレンジへのリスクが出るわけですよね。でも結果的に何かを実行した結果として、成功でも失敗でも学びはあるし。前提として必要かなって感じます。「チャレンジが成功か成長しかない」と思うためには、外的評価に自己評価を委ねない、っていうのはすごい大事かなと。成功すると次の行動がしやすいですよね。行動すれば何か結果が出るわけですから。

 

 

Q5:今まででお金、時間、エネルギーなど何でもよいが自分のリソースを投下して最も価値のあったものは何だと思いますか?

んだろうな。ちょっと抽象的ですけど、広義にやっぱり新しいチャレンジとか新しいことをするっていう取り組み自体に価値があると考えています。YouTubeを始めたのは2020、2021年ぐらいで。最初は全部自分で考えて、第1弾のYouTubeをやったんですよ。今はYouTubeの第2弾です。この他にもう1つYouTubeチャンネルがあります。そっちは上手くいかなかったYouTubeチャンネルです。

2021年に『テレワーク環境でも成果を出す チームコミュニケーションの教科書』という本を出版したんですが、これが全然売れなくて。売れなかった要因は発信力とか、認知度が低いからのかなと。リモートワークに対して自分の中で強い思いはあります。2015年ぐらいから組織作りをして、リモートワークという環境下でちゃんとした信頼関係をいかに築くかということや、帰属意識、良い関係を作って組織を運営するということにとても苦心したつもりだったので。これを世の中に広げたいなと思ったんですよね。

だけど全然売れない。それでは勿体ないなと思いました。本もそうだし、何か新しいことをするにしても、YouTubeで知ってくれているから、というのがあって。知らなかったらどんなにやりたいことがあっても実行に移すのがなかなか難しい時ってあるじゃないですか。

ということで発信力をつけようと思って、始めたのがリモートワークのYouTubeです。その第1弾は100本ぐらい動画を出しています。今チャンネル登録が240人ぐらいのチャンネルです。でもこれもね、増えてるのはけっこう最近で。始めて半年ぐらいは100本ぐらい出して、チャンネル登録100人ぐらいだったんです。全然上手くいかないなと。でも結構リソースかけて頑張ったんです。その時は編集も外注していたので、お金も何百万と使っているし。最終的に「これ自分だけでやってたらちょっと厳しいかもしれない」と考えました。客観的に意見を求めようと思って、今度はYouTubeのコンサルに200万ぐらい払ってアドバイスしてもらいました。そしたら非常にいいアドバイスをくれて。現在配信している第2弾のYouTubeチャンネル『リモートワーク研究所』を改めて作りました。そっちは1年ぐらいでチャンネル登録が5,000人ぐらいまでいきまして。さらにChatGPTの波に乗って今、6万人ぐらいです。それなりの認知を獲得するのに貢献しているわけなんですけど。

いろいろな新しいチャレンジをした結果、今があるのかなと思って。すごいリソースもエネルギーもお金も使っているんですけど、新しいチャレンジをすることにより、結果としてChatGPTとか生成AIで認知度があるので相談も来るし、波は来てるかなと思います。でも、その背景ではめちゃくちゃ失敗してお金を使っているし、めちゃくちゃ行動していて、相当駄目だった時期もあります。それを乗り越えて新しいチャレンジをしようという取り組み自体がやっぱり重要かなって思います。

ChatGPTの動画で波が来たということもありますが、その後の相談件数や周りからの反応は全然違います。そういう新しいチャレンジをすることで、新しい機会とかチャンスを得られるわけだし、自分の能力もつくわけだし。失敗談も含めて話のネタができるわけです。新しいチャレンジも含め、そういうことにリソースを投下したいし、これからもやり続けようと思っています。

リモートワーク研究所(YouTube)

 

 

Q6:自分の中でくだらないけれどなぜか止められないクセや習慣はありますか?

るかな。くだらなくはないけど、早口ですかね。直そうと思っているんですけど、なかなか直らないんです。意識して今も相当ゆっくり喋ってるんですが、相手はだいぶ早いと感じていると思っています。YouTubeでもすごいゆっくり喋ろうと思っていてあれですからね笑。

早口の人って頭の回転が速いとか言われることもありますが、そういう風なニュアンスで捉えられたら良いんですけどね。でも早口ってどう考えても良くないですよね。結局、相手に話が伝わらなかったら聞き返されたるし、相手もストレスを感じているのがこちらも分かります。それはそれで申し訳ないと思うし。早口ができることは良いと思うんですけど、ずっと早口である必要は無いんですよ。人間関係を考えたら、コミュニケーションは重要だし、絶対に早口を直した方が良いんですけど…なかなか直らないですね。

奥さんにも言われます。だから早口を直す学校っていうか、話し方教室に通ってみたり、いろんな取り組みをしたりしていますが、なかなか直らないんですよね。YouTubeのコメントでも「早口すぎる」とか言われて。確かにそうだなと。YouTubeは早口の人が割と多いと思うので、合ってるといえば合っているのかもしれません。早口ってのはなかなか止められない習慣ですよね。子どもと話すときも基本は一緒です。普段のテンションがYouTubeと完全に同じです。あれはYouTube用に頑張ってるわけじゃないので。基本的にああいう感じなんです。子どもたちはね、慣れてると思うので楽しくコミュニケーションとってくれますけども。やっぱり結構人を選んでる可能性が高いな、と思います。ちょっと自分的には損かなと感じています。できることなら、やめたいんだけどな。人間関係的には、ゆっくり喋る人が良いですよ。世の中、時間も有限だし接触ができる人も有限なので。明らかにちょっと厳しいと思った人は逆によけてくれるし、話せる人とだけ話せば良いかなって思っています。全員に合わせる必要もないしね。

 

 

Q7:ここ数年であなたの人生をよりよくしてくれた新しい考え方や行動はありますか?

っき話した『チャレンジは成功か成長しかない』は10年ぐらい前に気付いて。それが一番自分の人生を良くした考え方なのかな、と思っています。楽だし、チャレンジしやすいし、行動した結果なにかしら得るものもあるし。最近でいうと『精神科医が見つけた 3つの幸福 最新科学から最高の人生をつくる方法(樺沢紫苑:著)』という本があってこの考え方は結構良かったかな、と。著者の樺沢さんは結構有名な方で、いろいろな本を出版したり、YouTubeで発信したりしている方です。「幸せ」っていろんな定義とか言い方があるけども、この方は精神科医なので、どんな脳内物質が出ている時が幸せか、という風なアプローチをしています。その脳内物質というのがセロトニン、オキシトシン、ドーパミンの3つです。この3つが良い感じで充足している状態を維持することが幸せだ、とこの本の中で書いています。確かにそうかも、と思いました。しかも、これには順番があって。セロトニン→オキシトシン→ドーパミンという順序が良いそうです。

セロトニンは健康と関係しています。運動する、よく寝る、そういうことで充満されやすいそうです。オキシトシンは人間関係ですね。愛情とか家族とか友達とか、そういうところから生まれてくる物質といわれています。ドーパミンは達成力、仕事で成功する、稼ぐとか、そういうことで満たされるそうです。

良くないパターンっていうのは、ドーパミンをめちゃくちゃ追い求めた結果、セロトニンやオキシトシンつまり健康や人間関係をおざなりにしてしまって、そっちが崩れていくっていう。そういうことってよくあるじゃないですか。仕事しすぎたり、稼ごうとしすぎたり家族関係が崩壊しちゃう、入院しちゃうとかね。実はドーパミンは非常に短期的にしかもたない物質なんだとか。例えば宝くじが当たって数億円が得られたとしても、その幸せって1ヶ月ぐらいで消えちゃうとか、そういう実験があるらしいですね。

一方でセロトニンとかオキシトシンはずっと続く物質だそうで。当たり前になっちゃうとそれに気付かないけれども、実は失ったらすごく大きい部分であり、重要なところがこのセロトニン、オキシトシンなんです。この2つがあった上にドーパミンがあるという状況が階層構造として一番良いと。ピラミッドになっていて、健康で人間関係も良くて、さらに仕事で達成感もあるっていう状況は明らかに良いですよね。

ドーパミンに寄りすぎるとピラミッドの下が先細って、グラグラ揺れる塔のような状態になって、下側がポキッと折れてしまう。本の中に例え話やイメージが書いてあるので「確かに」と思いました。レイヤーで整理するとすごくよく分かったので、改めてやっぱりこの順番でやろうかなと思っています。だからさっき前半に出てきたウォーキングパッドもそうなんですけど、まず健康。次に人間関係、そして達成力。階層構造でいくと、達成力はそんな意識していなくてもたぶん幸せなんだろうなと思います。

どうしても比較しちゃいますからね。他の会社は上手くいってるのに、もっと稼いでる人もいるのに、上場しているのに、何百億も持っているのに、とか思っちゃう。でも、そんなに気にしなければ、優先度的にはそんなに重要ではないと。最近より強くそう思います。

マズローの欲求5段階にも似ていますがその考え方だと、どんどん次の段階に行かなくちゃいけない感じがありますね。結局1番大事なのは、セロトニンやオキシトシンを維持していくことですよね。その意識を常に持っていることが大事なのかなと思っています。次のステップに行くというよりは、常に維持することを意識した上で、基盤を強固にし続けていく。その中で一定の達成力を満たして、より楽しくやっていくことが重要なのかなと思います。今、大事なものをちゃんと大事にし続けるっていうのはすごい重要ですね。健康や人間関係を阻害してまで、やりたいことがあるかもしれない。でもそれはそれで自分の人生ですから。やったら良いと思うんです。でもこの本を読んで私はそういうタイプではないな、と改めて思いましたね。

 

 

Q8:これから新たな挑戦をしようとしている若者へ伝えておきたいアドバイスはありますか?あるいは他者からのアドバイスで無視した方が良いと思うものはありますか?

えたいアドバイスは『チャレンジは成功か成長しかない』ですかね。自己評価を外的結果から自分自身との比較に切り替えた上で、チャレンジをしやすい状況を作っていくっていうのが楽で良いですよ。楽しいし。無視した方がいいのアドバイスは、人の話を聞きすぎないってことですかね。別に全員違う人間だし、考え方も違うし。なので参考にはするけど「最終的に決めるのは自分」と思いながら人の話を聞いた方が良いかなとは思います。

意欲が高い人は、社会にインパクト出したサービス作りたいから一緒にやっていきましょうみたいな感じで誘ってくれることがありますね。アドバイスというか世の中にはそういう思考を持っている人もいるんだよ、と。

確かに、そういうの面白そうだよねとは思うんですけど、その一方で私はそれをすごい重要だと思っていなくて。私は出来る範囲でやりますっていう感じです。意欲があるのは良いと思うし、もちろん応援もします。聞きすぎないという観点からいうと「自分の軸を持ってください」ってことですかね。

 

 

Q9:ここ数年で、うまくNOと言えるようになったこと(ビジネスでもプライベートでも)はありますか?断るコツはありますか?NOと言えるようになった結果、新たに気づいたことや役に立ったことはありますか?

NOと言わなくちゃいけないと思うのは、自分が主体じゃない企画とか提案ですかね。もうそういうものは基本的にやらないと決めました。「これ一緒にやらない?」と誘われる機会が結構あるんですよね。自分がメインじゃないけれど、巻き込まれる形で「一緒にろう」という感じです。有難いし、以前は一緒にやったこともあったんですけど、やっぱり自分が主体じゃないと面白くないなって。自分が主体じゃない企画や取り組み、事業に対して協力はするんですけど、そこに強いコミットもできないし、やったとしても結構ストレスっていうかね。自分で決められるわけでもないし…という思いもあって。

自分のリソースとか関心を払う価値ないな、と思ったんです。基本的に自分がやることを、しっかりやる、という風に決めました。元々そういう感じではあったんですけどね。誘われてやってみたはいいけれど、時間がかかる上にあんまり自分で決められないし、面白くないなと思うことが多くて、そういうのは基本的に断ろうと。あるいは、そんなにしないですよ、と言って入るか。「コミットはできないですけど、こういうことならできます」と言って、そのぐらいの期待値をちゃんと設定しておくという感じです。

 

 

Q10:行き詰まった時、考えがまとまらなかった時、集中力が途切れた時、どうしていますか? 

ういうことはあんまり無いですね。集中力は切れまくってるけれど、いろんなことを同時にやっているので。ちょっと面白い系でいうと、最近はChatGPTをすごく使っています。行き詰ったり、困ったりすることはあまり無いのですが、ちょっとアイデアを出さなくちゃいけない時とか、疲れてちょっと思考したくない時にはChatGPTの音声入力を使います。「こういうことを考えなくちゃいけないんだけど、アイデアを教えて」と言うと、意外と出てきます。そのまま使えなかったとしても発想になるし、刺激にもなるので、自分1人で考えてるよりも遥かに楽です。

集中力が切れた時って入力とか、パソコンで打つのとか面倒くさいじゃないですか。言葉でパッとできると結構楽ですよね。気軽にできるところも含め、音声は良いです。

著書「ChatGPTの最強の仕事術」

 

Q11:サルバドールされたアートや芸術はありますか?単純に好きなアートや芸術でも構いません。 

のところ無いですね笑。でも、そういう刺激は欲しいなと思っています。絵を見るとか、そういうのは全く無いです。全然しないので、もうちょっとそういうことをした方が良いかな、と思ってる最中です。音楽のライブを観に行くこともありません。興味がないというか。基本的に自分がやりたいので、人がやってることが割とどうでもいいというか笑。どうでもいいといいというのは言いすぎだけど、人のアウトプットにはそんなに関心が無く、自分がアウトプットしたい派です。

ただ、どういう背景でそれがあるのかを考えたり、芸術は歴史があるので、もっと歴史を知った方が良いかなとは思ったりします。そういう意味では歴史としてのアートや芸術は知らないとなんかもったいない気がします。歴史を積み上げてきた意味とかね。何のファンになるとか、ライブに行きたいとかは思っていなくて、自分がライブしたい側です。自分が主人公とか主役である状況が好きなんです。ライブの主役はアーティストなんですよね。それにはそんな興味ないという感じなんです。YouTubeは完全に自分で作っていて、主が自分じゃないですか。他人のYouTubeとか、誰かの企画に乗るよりは自分でYouTubeをやってるという状況が好きです。自分が発信したい。だから発信の幅を広げるために、もうちょっと知った方が良いのかなっていう課題感はあるんです。

学生の時はそういう風に思ったことは無かったです。無いからやった方が良いと思っているのかも。大人になってからYouTubeを始めたり、本を出したり。

 

Q12:人生のターニングポイントにおいて、あなたに大きな影響を与えた人物は誰ですか?(有名人でも誰でも構いません)または誰にサルバドールされましたか?そして誰をサルバドールしたいですか?

生時代に起業したときの社長ですかね。起業家としても人間としても非常に優れていて、かっこいいなと思って影響を受けたから自分も起業しています。自分が主で生きてる人っていうんですかね。社長と年齢は一緒なんですけど、先輩です。恥ずかしいから名前は出せないです。今でも一緒にやってて、やっぱりすごいなと思うんです。やっぱり「自分が主で生きる」というのはすごい重要だし、その方から刺激を受けましたね。誰をサルバドールしたいか。そうですね、一緒に働いている人みんなに良い刺激を与えたいなと思います。家族にも。

でも一方で全員違う人間だから、サルバドールすることがおこがましいというか。良い影響、悪い影響というか、誰かの刺激にはなりたいですけど、別に相手を変えたいと思わない。変わりたかったら手伝うけどね、って感じです。

さっき話した優先度の健康、人間関係を維持しながら、いろいろなチャレンジを続けていきたいです。何かやっている過程が一番楽しいんじゃないかなと思っていて。山登りというか、登りきった先にはそんなに何も無いかなって感じだし。ちょっと高い目標というか、面白いなと思うチャレンジをし続けてる状況が良いかなと思っています。ただ、絶対にこれを達成したいとかそういうのは無いです。達成しようとしている状態を続けていきたい。

「達成しちゃっている状態」にはならない方が良いかなと思っています。達成できそうになったら目標を変えるか、もう少し高めに設定します。

 

 

LINK:

池田朋弘

 

リモートワーク研究所

 

 

 

AI ChatGPT リモートワーク

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